子どもを授かってからは、セックスの回数が減り、そして40代になってからは妻に「ノー」と言われることが増え、いつしか私と妻はセックスレスになっていました。
50代に突入してからは、1年に1度あったらいい方。
私も性欲減退し、自慰行為もほとんどなくなってからは、妻を誘うこともなくなっていました。
でも、お互いに「このままではダメだ」と思っていたんでしょう。
子どもも成人し、二人の時間が増えてきた時に、改めて話し合いの場を設けたのが、セックスレス解消への第一歩となりました。
回数が減ることにより、いつしかスキンシップも少なくなっていきました。
そうしているうちに会話も少なくなり、気づいたらしっかりと出来上がっていた夫婦の溝。
セックスって、本当に不思議です。しばらくしないうちにそれでもいいと思ってしまう反面、肉体だけではない、精神面でも徐々に離れていってしまうんです。
元々セックスの回数が減ったのは、子どもができてからでしたが、子どもが成人し、家を離れてから、二人でいる時間が一気に増えました。
会話もほとんどないような状態だったのですが、このまま一生終わるのか…と考えた時に、私は一抹の不安に襲われました。と同時に芽生えた、「妻と昔のように愛し合いたい」という感情。
そこで私たちは改めて、二人のコミュニケーションについて話し合う場を設けたのです。
話し合ったことで初めて、私の服装、歯磨きを怠るところ、時々風呂に入らないところなどから触れたくなくなったことを暴露され、私も同じく化粧っけが無いことで何となく女性として見れなくなっていったことを話しました。
そして、私たちはお互いに日常生活から若かりしあの頃に戻るように努力し、ついにベッドインの日を迎えたのです。
が、しかし。気分は高まっているのに、私のペニスが元気じゃない。
妻への愛撫もたっぷりして、じゃあそろそろ、という時にはもう萎えてしまっているのです。焦りました。結局、その日は、ほとんど挿入できないまま終了してしまいました。
二人の関係というよりも、機能自体が弱っていることに気づいた私は、今までなんとなく気になっていたED治療専門のクリニックに足を運び、そこでバイアグラを処方してもらいました。
これでなんとか機能はクリア。
処方してもらったその日に、再び挑戦することができました。
セックスレスの妻と楽しむためには、スローセックスが一番だと思います。
二人とも体力には自信がないですし、たっぷり時間をかけて肌と肌を触れ合わせているだけで、以前のような愛おしい感情が蘇るのです。
60代に突入した最近でも、射精はしなくても、一週間に一回は裸でベッドインすることがあります。
肌と肌を触れ合わせて、いろいろと会話をするだけで、こんなに満たされるものだとは知りませんでした。
初老にして、新しいセックスの方法を見出せたのだと思います。
長年連れ添ってきた妻とは、他の女性とは共有できないような絆というものを感じますので、それを実感できるセックスがいいですね。